naco2024 秋冬

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- モーニング
アパレル
一宮 魅力発見 TRIP
新見本工場
敷 地 内には現 役
で 稼 働 する繊 維
工場があり、事前
予約をすれば「織
物工場&ガラ紡体
験ツアー」に参加
できる
しんみほんこうじょう
大正時代に創業した繊維製品メーカー
が運営する洋服店。生地の原価を考えた
うえでデザインしているため、高品質な服
を産直価格で買うことができる。パターン
オーダーができる
「びしゅうの○○シリー
ズ」やコートを展開する
「blanket」など、
約10種類のブランドを取り扱う。
尾 州で長 い 歴 史
を紡いできた「 羊
毛再生」の文化を
受け継ぐ、環境に
やさしい「毛七(け
しち)」
シリーズ
住 一宮市西萩原字上沼 40
■
☎ 0586-52-7207
■
L 13:00∼17:00
⃝
(土曜、祝日は10:00∼)
■
休 火・木・金・日曜 ■
P 無料
■
名古屋高速 ACCESS
厳選した機屋(はたや)で作った生地
を使用したトレンチコート
(89,100円)。
生地からパターン、縫製、資材に至るま
でこだわり抜いた一着だ
・16 一宮線(北行)一宮東出口から約8km
・16 一宮線(北行)から乗り継ぎ、東海北陸
自動車道一宮西ICから約4km
店 内 には 、6 0 年 以 上 前 の
ションヘル織機が!
1分間に約90回転と低速だ
が、
ウールといった繊細な素
材を織ると服そのものの風
合いが増す
パターンオーダーでは、
多種多様な生地からセ
レクトできる。特別な体
験を求めに、遠方から
も多くの人が足を運ぶ
column
一宮で繊維が発展した理由
一宮を含む尾張地域は、木曽川の豊かな水と肥沃な
大地の恵みを受けた土地として、古くから綿花栽培が盛
んに行われていました。時代と技術の移り変わりとともに
毛織物に注目するようになり、工業化に成功。昭和初期
尾州の繊維をもっと身近に
生地から作る楽しさを学ぶ
「毛七ができるまで」
を店内の説明パネル
から見て学ぶことができる。店のSNSでも
服を長く着るための情報を発信している
には世界に知られる毛織物の産地へと発展し、繊維の
街として知られるようになりました。
一方で、海外輸入の増加などの変化に伴い、産地は
年々厳しい状況に置かれるように。
そんな状況下で
「繊
維の街としての一宮を再び盛り上げたい」
「先人の努力
と築き上げられた技術をたやすまい」
という想いから、
さ
まざまな形で尾州繊維の魅力を伝えるアパレルショップ
がいくつも誕生。実際に
店に足を運べば、繊維の
400∼500種類の布を保有しており、厳選されたものが店頭に並ぶ。
1m500円∼手に入れることができる
街が歩んできた歴史と関
わる人の想いを肌で感じ
ることができます。
一宮市内にある繊維工場
12
端切れを再利用したオリジナル
ピアス
(左、1,100円)
とハンドメ
イドイヤリング(右、800円)
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