
名古屋高速16号一宮線は、2025年で開通20周年を迎えました。
この路線の開通により、名古屋都心部と一宮市を結ぶ移動の高度化が実現し、渋滞緩和や移動時間の短縮に貢献しています。
特に、名神高速へのアクセスがスムーズになり、ビジネスや観光がより快適になりました。
開通後20年を経過した今では、1日当たり約6万台のご利用をいただいています。
16号一宮線の歴史

一宮線開通の背景
名古屋高速16号一宮線建設前の国道22号では、沿線周辺の都市化に伴い、交通量が日平均9万台を超え、慢性的な渋滞が発生していました。
一宮線は、こうした交通需要に対し、自動車交通の高速性・定時性を確保するとともに、沿線の交通混雑の緩和や交通安全の向上、地域環境の改善を図るため、1998年2月に建設工事に着手し、2005年2月11日に開通しました。

8時間で完了!名神高速横断部の架設工事
名神高速道路との交差部の架設工事は、名神高速の集中工事に伴う通行止めの期間に合わせ、2003年5月31日から6月1日にかけて実施しました。
22時から翌日6時までの8時間という限られた時間内に、名神高速を横断して施工する必要があったため、エンドレスキャリーを用いた送り出し工法※1により架設しました。
※1 橋桁などの大型構造物を移動・架設するための工法です。ローラーや台車を使用し、連続的に送り出しながら架設するため、短時間での施工が可能となり、交通規制の影響を最小限に抑えられます。

東海JCT~ 一宮市役所間の移動時間が50分短縮に
一宮線及び名古屋高速4号東海線が開通したことにより、東海JCTから一宮市役所までの自動車での移動時間は約92分から約42分に短縮されました。
開通以降、通行台数は右肩上がり※2となり、生活・ビジネスの重要な交通インフラとして皆様にご愛顧いただいております。
※2 コロナ禍により外出需要が低下したため、2020年には減少、その後徐々に増加。
関連イベント情報
名古屋高速は
愛・地球博20祭の応援サポーターです
名古屋高速16号一宮線は、「愛・地球博」の開幕直前に開通しました。
この路線の整備により、名神高速や東海北陸道との接続が改善されたことで、県外からの来場者の利便性が向上し、
愛知万博の成功を支える重要な交通インフラとして機能しました。
この度、愛知万博の20周年を記念して「愛・地球博20祭」が2025年3月から9月末まで開催されますが、
名古屋高速は応援サポーターとして協力しています。
フォトギャラリー
お客様の声

40代 / 男性
一宮へは喫茶店を利用するのに名古屋高速を使っています。
名古屋高速を走っている間は、楽しい時間です。

60代 / 男性
昔、一宮線がない時、一宮から名古屋まで毎日車通勤をしていたことを考えると、
今は短時間で行けるのですごいと思う。

60代 / 男性
一宮線が開通するまで、国道22号の渋滞にはうんざりしていましたので、
開通はうれしかった。

40代 / 女性
愛・地球博、セントレアとともに、20周年ときいて、あっという間だなーと本当に感じます。
免許とりたてで、合宿免許の友人たちと恐る恐る運転交代しながら万博とセントレアに行ったのが、つい最近のようです。