追突を<されない><しない>運転

高速道路では、渋滞の最後尾の車に追突する事故が多発しています。
名古屋高速道路では交通集中による渋滞が発生し、渋滞内で追突事故が起きています。
さらにその事故が渋滞に拍車を掛けるという悪循環が生じています。
走行中、道路情報板に渋滞案内が表示されていたら、スピードを上げないで、いつでも減速できる態勢で走行しましょう。

追突されない運転を心掛ける

後続車に減速・停止の合図を送る

急ブレーキを踏む必要のない十分な車間距離を保って走行しましょう。 走行中やむを得ず減速する場合には、可能な限りブレーキを一度に踏み込まず、数回に分けて最初は軽く踏んでブレーキ灯を点滅させて後続車に停止や徐行の合図を出してから踏み込みます。 (ポンピングブレーキ)前方の渋滞を後続車に知らせるにはハザードランプを点灯させます。 ブレーキをかけてからハザードランプを点滅させるのでは効果が薄いので、前方に渋滞を発見したら直ちにハザードランプを点滅させ、その後にブレーキを踏むと後続車への合図となります。

ブレーキを踏む前に後方確認

走行中は後方の状況を常に確認しましょう。 ベテランドライバーは走行中にバックミラーで後方確認を頻繁に行っています。
後方確認は追突される危険性を小さくします。 ブレーキを踏む前には必ず後方確認のクセをつけましょう。

夕暮れ時は早めに尾灯を点灯する

夕暮れ時、尾灯を点灯していない車は後続車から見えにくく、追突されやすくなります。 道路照明が点灯する前に早めにライト点灯をしましょう。
昼間でも雨の日など薄暗いときは積極的にライトを点灯しましょう。

停車は非常駐車帯へ

車両故障などで停車する場合は非常駐車帯に停車させましょう。 路肩での停車は、後続車が追突する危険性が極めて高いのでやめましょう。 やむを得ず停車する場合は、三角停止表示板を車の後方に、できれば2つ置き併せてハザードランプを点灯して後続車に注意を促してください。

追突しない運転を心掛ける

体調を整えること

疲れているとき、病気のとき、心配ごとのあるときなどは、注意力が散漫になったり、判断力が衰えたりするため、思いがけない事故を引き起こすことがあります。
このようなときは、運転を控えるか、体の調子を整えてから運転するようにしましょう。
また、睡眠作用のある風邪薬や頭痛薬などを服用したときは、運転しないようにしましょう。酒気を帯びているときや過労のときは、運転してはいけません。

2台前の車の動きに注意する

直前の車だけでなく、常に2台前の車、また隣の車線も含めて車の動きに注意しましょう。 例えば、先行車の前に隣の車線からの割り込みがあったときなど、先行車の急な減速を予測し、早めの減速を行うことで追突防止ができます。

車間距離を確保する

安全な車間距離をとって運転しましょう。 一般的に安全な車間距離は時速を距離に置き換えた数値(時速80㎞なら80m)以上が必要だとされています。

車間距離を確認する方法

名古屋高速道路では、レーンマークが次の間隔で引かれていますので、車間距離を確認する目安にしてください。